北海道の選挙話題

 選挙の期間中ということもあって、新聞もネットもその話題が多いことです。

TVを見ていましたら、不意撃ちのように突然、党首がでてきて広告を見せられ

たりしますので、油断がならないことです。

 北海道の選挙傾向は全国とはちょっと違っていまして、そこそこ野党勢力

力が強いものですから、いわゆる激戦区が多くて、そのために与党の大幹部たち

が来ては、候補者のテコ入れをしています。

 先日に出先から戻ってくるときに、国道を走っていましたら候補の選挙事務所

のところに大勢の人が集まってきていて、あとで知ったのですが党首が応援に入っ

たとのことでした。

 つい何日か前には与党の良く失言をする大幹部がきまして、北海道は温暖化の

おかげで米がうまくなっているではないか、温暖化も悪いことばかりではないと

おっしゃっていました。なるほどものはいいようでありますが、もちろんそれだ

けではなくて、いいこと以上に悪いこともあるのですがよね。自分に都合のいい

ことだけしか言わないというのはありですが、それで通るのかな。

 そのような選挙とは別に、日本海に面した小さな町の町長選挙もありでした。

これが全国的に注目を集めた(?)のは、その町が「いわゆる核のゴミ」の処分

場の調査に応募するとなっているからでした。

 これまで永らく町長をやってきた現職が、これまで町の主要産業であった水産

がだめになって(これは温暖化の影響でもあり)、人口減に歯止めがかからない

ので、ここは一番、処分場の調査に手をあげて、国の交付金をいただこうという

目論見ですが、うまい話には必ず裏がありで、それに反対する人がいて、それで

実に久しぶりの選挙となったわけですが、結果は処分場調査の現職が勝利をおさ

めたのですが、それまでが無投票であったのとくらべると、選挙をしただけでも

緊張感が走ったようであります。

 それにしても、何万年も先まで影響を及ぼすであろう核廃棄物処分場の設置に

ついて確かな見通しを持てる人なんて、どこにもいないですよね。ほんとつけだ

け回される地方はたまらないことであります。

 やっぱり「東京に原発を」であります。