久しぶりのブックオフで

 週末からお天気の良い日が続いていて、過ごしやすいことでした。この

ような日に庭仕事をしておけばよろしいのですが、まだ冬支度にはすこし早い

ことであり。

 ということで、お天気に誘われてフラフラと外出することになりました。

ここしばらく行くことのできていなかったブックオフへと足を運ぶことになり

ました。市内に二軒あるブックオフのうち、当方の住まいから近いほうに行っ

たのですが、ここは何ヶ月ぶりでしょうか。

 行ってみましたら、商品の配置が変わっていて、すこしとまどうことでした。

当方がいつもチェックしている文庫の均一棚が以前よりも縮小されたようにも

見えるのですが、これはレイアウトがかわったので、そのように感じるのであ

りましょうか。

 入ってすぐのところにある棚を見ていましたら、みすず書房からでている本

が透明な袋に入れられて二冊ならんでいました。いかにも特別感がありました

が、えいやっと手にとってみましたら、これが思いがけずにお安い値段であり

ました。この本は欲しいと思っていたのだよな、新刊では手がでなかったけど、

図書館から借りても、うまく読むことができずにいたけど、この値段であれば

買うしかないでしょう。

 どうしてこの本が気なるようになったかといえば、これは加藤周一さんの影響

でありますね。今は確認できていないのですが、「現代ヨーロッパの精神」で

知ったのでありましょう(ちがうかな)。

 E・M・フォースターといえば、英語の現代文で読まされるような作家さんで、

そんなこともあって、そそっかしい当方は、若い頃に、この「民主主義に万歳

二唱」をペリカン版で買ったりしておりました。もちろん、読むことはできずに

書棚の飾りとなっていました。

 この本がでたのは1994年でありまして、それから30年近くが経過して、

フォースターの作品はどれくらい流通しているのでありましょうね。

この「民主主義に万歳二唱」などは、それこそ平凡社ライブラリーにはいっても

いいようなものですけどね。