こちらは今がバラの見頃であります。周辺の町のほうがすこし早くに
満開となって、当方の住むところは来週くらいがピークを迎えることに
なりそうです。
何度も返り咲くとはいっても、バラの盛りは3週間くらいで、一番いい
のはやはり一週間くらいでしょうか。その期間に雨でも降ったものなら、
傘でもさしてやりたく思います。
当方が住むところから1時間半くらいのところに、いくつかバラ庭園が
ありまして、本日はそのうちの2箇所をめぐることになりです。先に訪問
したのは市営の公園で、こちらにはオールドローズが多くあり、ほとんど
園芸店では目にすることのできないバラを楽しむことになりです。
写真をとると白樺の木とバラが写り込んで美しく、軽井沢のような雰囲気
となることです。
オールドローズの花は、盛りを過ぎていたので、残念写真をとることはでき
ずです。当方のところでもオールドローズを植えていたのですが、これを数年前
にだめにしてしまって、今は植える場所がないせいもあって、手が出せません
です。
次の庭園は、北海道土産で有名なお菓子やさんのもので、ちょうど塔の上
のからくりが姿を見せたところです。こちらの庭園は、英国産出のバラが
中心で、色ごとに固めて見せていて、とっても見ごたえがありです。
これまで何度か足を運んでいるのですが、今回がベストのタイミングであり
まして、いままでこんなに良い状態の花を見られたことはありませんでした。
いつもでありましたら、海外からのお客さんでびっしりで、写真を写すのも
たいへんでありましたが、本日は海外からのお客さんはゼロで、当方のほか
に何組の見物客がいたのでありましょう。
ここの英国産出のバラには、当方のところで育てているものもあって、そ
の出来栄えの違いにがっくりとくるのですが、これを目標にして、手をかけ
なくてはです。
この英国バラ(デビッド・オースティン)には、英国文化人の名前をつけ
たものがありまして、本日に見たのはシェークスピア、ジョン・クレア、
ウィリアム・モリス、ベンジャミン・ブリテンなどです。
ジョン・クレアなんて、「薔薇盗人」上林暁さんの小説のタイトルにもなっ
ていますし、ウィリアム・モリスというのも気になるバラであります。
文学者の名前を冠したバラを育てるというのも楽しいのですがね。
ということで、本日は時々雨が降る中を、200キロのドライブとなりです。
週末には、あと一箇所くらいは見物にいかなくてはです。