運も実力のうちか

 大相撲大阪場所が終わって、水曜日にあった編成会議で、すこし昇格

基準には足りない感じがする関脇が、来場所から大関に昇格が決定です。

会社の人事みたいなところがありまして、ちょっと足りなくとも役員構成が

万全でなければ、しょうがないから役員にしようということになりです。

 ラッキーでも上がれば、あとは結果が求められるのでありまして、元大関

の肩書で相撲をとることのないように精進してもらいたいことです。

 それとくらべて気の毒でありましたのは、今回幕下上位で十両力士との

いわば入れ替え戦に勝利し、悲願の勝ち越しを果たして、花道を下がるとき

に涙をこらえながら、先輩力士と握手をしていた琴大豪さんでありました。

昨日の番付編成会議の結果は3人が十両昇格となったのですが、それか

らもれてしまって、来場所再度十両入り(関取)にむけての挑戦となりまし

た。

 幕下から十両への挑戦は、将棋の三段リーグよりは広き門ではあると

いうものの、格別のハードルでありまして、琴大豪さんは気を取り直して、

来場所また成績を残せるようにがんばってです。

 運も実力のうちといえるのかどうかわかりませんが、先日の新聞広告を

見ていましたら井上ひさしさんの「十二人の手紙」中公文庫が目に入り

ました。どうして、この時期にこのように大きな広告がでるのかと思いまし

たが、書店員さんの働きかけで、この本の売れ行きが好調なのだそうです。

十二人の手紙 (中公文庫)

十二人の手紙 (中公文庫)

 

 もともとは四十年も昔のものでありますからして、作者はあの世で驚いて

いることでしょう。当方はずっと井上ひさしさんの作品をフォローしておりまし

たので、この作品は読んでおりますが、もう10年ほど前に、当方の偏愛の

井上作品をあげていおりました。井上ひさしさんは4月9日が祥月命日で

ありますか。

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