本日から初場所

 本日から大相撲初場所が始まりました。初場所は第二日曜日からのスタートとなる
わけですが、1月8日が初日というのは、年明けてまるで余裕がないうちであるので、
あわただしいといっていました。ちなみに2016年の初日は1月10日、2018年は1月14
日であります。
 ここのところ相撲といえばBS放送で楽しむものでありまして、本日も幕下から十両
の取り組みを見ておりました。十両の取り組みがはじまってすぐのこと、今場所から
新たに十両にあがった力士に奄美大島出身者がいて、十両は全部で奄美出身が三人と
なり、うち一人のしこ名は大奄美となるのだそうです。奄美大島が相撲の盛んなとこ
ろであるということは、このように相撲を見始めるまで知らないことでありました。
 ということで、奄美といえば島尾ミホさんでありますね。しばらく前から手にして
いるのですが、なかなかページを稼ぐことができないでいる梯久美子さんの「狂うひ
と」にとりかかっています。

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

 奄美加計呂麻島でであった島尾敏雄さんとミホさんは、その地で恋仲となり、戦
後に結婚するのですが、島尾敏雄さんの女性関係からミホさんは精神に変調を来し、
その頃のことを作品化したのが「死の棘」となります。
 当方は、奄美大島 名瀬市(当時はそういわれていました。)出身の方と知り合い
になり、その方が島尾先生と尊敬をこめて呼んでいたのを聞いて、島尾作品の南島も
のとか小説作品を読んでみましょうと思っていたのですが、なんとなく読み続けるこ
とができずにいて、「死の棘」も「死の棘日記」も購入はしたものの、放置されてい
ました。
 むしろ島尾ミホさんの「海辺の生と死」のほうが不思議な透明感のある文章である
なと記憶に残っていたのです。
 今回の梯さんの著作は、島尾作品を徹底的に読み込んだ上、未公開資料にあたった
もので、「死の棘」読解のこれまでの定説をやぶる内容となっているとのことです。
それにしても、小説家夫婦の業のようなもののぶつかりあいがすざまじくて、とても
この本は平凡な暮らしが好きという人にはおすすめできないことです。
 いまだ途上ではありますが、島尾夫婦は関東での暮らしに見切りをつけて、横浜港
から船で一週間かけて奄美へと移住するところまできました。さて、このあと島尾夫
婦の関係は如何にであります。