雨のなか買い物に

 昨日からずっと雨降りとなりです。雨のおかげで気温は高いのですが、

そのわりに体感は気温の高さを感じることができずです。雨ですこし風の

ある12度と、晴れて風のない4度とはどちらが暖かく感じるかといえば、

それは晴れた4度でありますね。

 お天気のせいで、お店はすいていたのですが、お歳暮ギフトを送るとこ

ろだけは待合の椅子がほとんど埋まっていました。みなさん律儀なことで

あります。これから年末にかけて荷物が普段よりも格段に増えて、宅配業

者さんにとっても魔の一ヶ月でありますか。

 買い物にいったのを機に、本屋で昨日に話題とした「インディアンとカジ

ノ」(ちくま新書)を購入することになりです。このところ、読んでいるのは、

図書館から借りるか安く確保したものばかりで、新刊で購入したものの

読破率は極めて低いことです。

 数日前までの北海道はIR誘致の関係で、世界で大手の業者(カジノ

経営をしている)さんが支店をだしたり、イベントなどに協賛したりと派手に

動いていました。

 特には、今年2月の札幌雪まつりでは大きな雪像のメインスポンサーと

なって、その雪像はイベントステージも兼ねていましたので、これを目にした

人たちは、これはなんじゃと思ったことと思います。これがIR事業者であり

ました。IR事業に参入するために各社とも相当に資金を投じていましたの

で、これが北海道でIR事業の可能性がなくなりますと、こうしたイベントを

利用した宣伝もなくなるのでありましょうね。イベント関係者は、すこしがっか

りとしているかもですね。

 本日は、この「インディアンとカジノ」から、その広告をだしていた業者さん

のところだけを読んでみることにです。

 「フロリダ一帯は、かってセミノールとミスコスキーの居住地であった。この

地域は1830年代の強制移住政策の対象となり、セミノールを含めた多く

のインディアンがオクラホマ移住を強いられた。しかし一部のセミノールは

武力抵抗の末に移住を逃れ、フロリダ南部に留まりコミュニティを維持して

いた。このフロリダ・セミノール部族は1957年にはついに連邦承認を受け、

正式に保留地における部族自治を獲得した。その保留地に建てられた

箱型のビンゴ場が、全米最初のインディアン・カジノである。」

 なんと、ビンゴ場というのが、インディアンカジノの最初なのですね。

それが現在は、どうなっているかといえばであります。

「2006年、セミノールが9億6500万ドルでハードロック・カフェを買収し

近年そのビジネスを世界的に拡大していることは有名である。」

 そうなのか、ハードロックカフェというのは、こういう背景を持った会社で

あるのか。

(アマゾンとの連携がとれませんので、本日は同じ著者の別の本とリンクを

はることにします。)

カリフォルニア先住民の歴史: 「見えざる民」から「連邦承認部族」へ

カリフォルニア先住民の歴史: 「見えざる民」から「連邦承認部族」へ