タッチの差かな

 今回の旅では、雨のおかげで延期を重ねたこどもたちの運動会を見物する

ことができたと、江戸川区に住む友人に連絡をしたら、こちらは雨でひどい目に

あっておったと返事が戻ってきた。今回の大雨は二度あることはでありまして、

こんなに何度もの大雨に見舞われることなどあっただろうか。

 トランプさんが世界のリーダーで旗振りをするのですから、この世の中何が

あっても驚いてはいけないが、それにしてもトランプさんとくらべると在庫一掃と

いわれる大臣たちの小物感は否めないことで、経産省の大臣がこんなんでいい

のですが、まあ俺達がやって口はださせないので、誰でもいいのだよとボスたち

はいうのでありましょう。

 そんなことはどうでもいいのでありますが、先日に京都に滞在していたのに

本屋で本を買うことがなかったと記しました。本日に京都 三月書房のページを

見ていましたら、本日入荷ということで山田稔さんの新刊が紹介されていました。

 これが先週末でありましたら、これを買いに走ったのにです。ほんと残念なこと。

http://3gatsu.seesaa.net/article/471217175.html

 山田稔さんに作品を依頼する文芸誌編集者というのはいないらしく、このとこ

ろ当方が目にしますのは、編集工房ノアの「海鳴り」とぽかん編集室「ぽかん」

くらいであります。

 昨年には編集工房ノアから「こないだ」がでたのでありますが、それに続く新刊

となりです。

 「こないだ」には「名付け親になる話」というタイトルの文章があって、それには

次のようにあります。

真治彩さんから突然、新しく雑誌を出すので名前をつけてほしいと頼まれたのは

今から三年ほど前のことだが、そのときぱっと二つの名前がうかんだのは思えば

不思議なことであった。まるで長いあいだ意識の下で考えつづけていたかのように。

 その二つの名前のひとつは『こないだ』、もうひとつは『ぽかん』」

 ということで、「ぽかん」編集室の「ぽかん」の名付けは山田稔さんとなりで、その

ときに残ったもうひとつが、昨年の書名となったことになります。

 今回の新刊のタイトルは「門司の幼少時代」というのだそうです。「ぽかん」に連載

したものに加筆したのだとか、ちょっとこった装本であるようで、これは手にするのが

楽しみですが、どうして確保しましょうか。京都のエージェントに頼もうかしらん。

(書影は、三月書房のページからお借りしました。)

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ポカン編集室刊「門司の幼少時代」