朝に起きてしばしふとんのなかで新聞朝刊に目を通すことになりです。
土曜日ですから、読書欄が4ページありです。これまでよりもページが増えた
のかなと思うくらいですが、ページたてがかわっただけか。
それに続いて土曜別刷を見たら、ここに昨日話題とした松本俊彦さんの
名前を発見です。「はてな? スコープ」という欄で、タイトルは「薬物依存
症」とあって、見出しは「厳罰より治療が世界の潮流」とあります。
昨日に当方がへたな要約をするようりも、ずっとうまく松本さんの主張が
要約されています。松本さんへのインタビューを記者がまとめたもののよう
で、その書き出しは、最近の薬物事件で一番の話題となっていることについ
てです。
「ピエール瀧被告の事件でコカインなどの違法薬物が再び注目を集めてい
ます。みなさんは、違法薬物を使う人にどんなイメージを持っていますか。
乱用防止ポスターでこれまで描かれてきたように、ほおのこけたゾンビのよう
な顔でしょうか。幻覚に悩まされて包丁を片手に暴れる姿でしょうか。実像を
知りたくて、薬物依存症の治療に二十年以上携わってきた国立精神。神経
医療研究センターの松本俊彦部長に聞きました。」
このように記者さんのイントロから、はじまりました。
日本は、USAなどとくらべると法律による麻薬管理が厳格で、それがため
に薬の常習者はすくないのだそうですが、その一方で薬物に手を染めた時の
刑事罰と、それからあとの回復プログラムが乏しくて、それこそ「覚醒剤を
やった人は、人間をやめた人」であるから、もうどうなっても知らないのだと
いうことで、社会的なバッシングを加えるのです。覚醒剤などの薬に手をだす
のは、「孤立の病」からでありますから、病気という認識で治療から回復プロ
グラムを適用しなくてはいけないのですね。
検索をかけてみましたら、2017年の記事に松本俊彦さんへのインタビュー
記事がありました。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/040500003/040600002/