先日に頼んでありました「ミュージック・マガジン」が届きました。ほんとに
ひさしぶりに購入した「ミュージック・マガジン」は「創刊50周年記念号」で
ありまして、1969年4月「創刊号」が復刻されています。
先日にも記したのですが、この創刊号は入手することができなくて、その
あとに「ミュージック・マガジン」で挟み込みで付録になったのは目にしている
ものの、やはりこの薄さが「創刊号」であります。
ということで、本日に探していたのは、当方の手もとにあるはずの3号目で
ありますが、あると思われ物置のダンボール箱を、すこしあさってみるものの、
これを発見できずでありました。探すとでてこないというのは、よくあることで。
本日に「創刊号」の執筆者紹介のところを見ましたら、鈴木啓志さん、日暮
泰文さんのお二人とも大学2年生とありますので、当方よりも一つか二つ上
の書き手でありました。
この雑誌は、その時代の洋楽好きで、ちょっと理屈っぽい若い人たちに
アピールしたのでありますね。この「創刊号」で編集長の中村とうようさんが
次のように書いていました。
「いまやロックは、新しい若者の大衆文化として、重要な役割をになうように
なっているのだから、文化論的な立場から、ロックを正当に把握するための
活字メディアが必要だというのが、この雑誌の発刊の趣旨なのだが、正直
いって、自分でもよくわからないところもある。」
「自分でもよくわからない」とは正直なことでありまして、この時から50年
たって雑誌が存続しているというだけでも奇跡のような話であります。
レコードからCD、そして配信と姿はかわっても音楽好きな人は多いのです
が、昔のように理屈っぽく音楽を聞く人は少なくなっているかもしれません。
明日もちょっと物置でダンボール箱をあさってみることにいたしましょう。