いつまで続くか

 小さな子どもを含む客人を受け入れるために家のなかを片付けたのですが、あちこち
にあった新聞、雑誌や本がダンボールや紙袋に入れられて、居間から他の部屋に移され
ました。寒いので、ストーブのある部屋に置いておいたほうが便利なのですが、そうし
ますと、部屋のなかを移動するに床に置かれた本などを除けるようにして歩かなければ
ならずでありまして、まったく他人様を家に上げることもかなわずでありました。
 客人たちのおかげで、今は居間の床に本はおかれてなく、すっきりとしていますので、
この状態が続きましたら、来客がありましても、どうぞあがってくださいということが
できますね。ところで、この状態はいつまで続きますでしょう。
 本日は夜になってから「本の雑誌」2月号を手にしていたのですが、今月の特集にある
「匿名コラム」というのは、当方の好みでありまして、そのむかし新聞夕刊に連載され
ていた「標的」というコラムを切り抜いていたことがあったことを思いだします。いま
もどこかにこの切り抜きがスクラップされたものがあるのですが、どんな人が書いてい
たのでしょう。それなりの人が書いていたはずですが、筆者の名前はほとんどオープン
にならなかったのではないかな。
 この号には、匿名コラムの老舗「大波小波」(東京新聞掲載)の半年間筆名調査とい
うのがありです。東京新聞「大波小波」は有名でありますが、当方はほとんど目にする
ことがなく、この半年分の見出しと筆名を見られたのは、収穫であります。
 いま「大波小波」で検索をかけましたら、一番最初にあがってくるのは遊戯王という
カードゲームのことでありまして、時代はかわったことです。
その昔には「大波小波」コラムをまとめた単行本があったのですが、いまもその端本が
物置におかれてあるはずですが、最近のものは単行本となっているのでしょうかね。
 このお題で、800字以内で文章をつくりなさいというような課題一覧にもおもえる半年
分のタイトルと筆者名でありますが、「会社員小説の実践 出勤簿」というのは、伊井
直行さんの作品に関連して書けばよろしいのでしょうし、「丸谷才一の読み方 唯野
教授」というのは、筒井さんのスタイルで丸谷さんについて書かれた湯川豊さんの本を
冷やかしているのでしょうか。
 どこで、これらのものは目にすることができるでしょうね。