文庫本を探すことに

 文庫本にかぎらずですが、それまであった場所から、他に移したりしま

すと、だいたいどこに置いたかわからなくなって、見つけ出そうとすると

時間がかかることになりです。

 このところ探している文庫本は、当方が持っているものではほとんどこの

一冊だけしかないのではないかと思うものでありまして、薄い翻訳小説で

あります。なにが珍しいかというと、これの奥付に記載の発行年月日が

昭和64年1月7日以降になっているからでありました。

 昭和も終わりかけになってきた時に出版物の奥付は、ほとんどが西暦

表記に変わってしまって、架空の日になるのを恐れたかのような対応で

ありました。昭和から平成への改元は突然でありまして、そのことが平成か

ら次への改元と異なることです。

 昭和64年1月何日であったのかですが、当方が持っているわずかな一冊

は、次のものでありますが、これはどこに紛れ込んだろうか。

 Kindle版となっていますので、発売日は上記のとおりですが、元の文庫本は

1988/12/1くらいが発売日でありまして、この初版の奥付が昭和64年

1月7日以降となっているはずです。(amazonでは、ただみたいな値段で文庫本

が販売されていますが、運がよければ、架空日付のものにあたるかもしれません

です。

 この本を探しだして、ほかの場所で話題としようかと思っているのですが、

これは見つかるでしょうかね。こちらはそんなにへんなところに置いているとか

思わないのですが。

 あと一冊、本日になってさがしていた文庫は、なんとか夕方になって物置に

置かれているのを発見することができました。

偽書「東日流外三郡誌」事件 (新人物文庫 さ 1-1)

偽書「東日流外三郡誌」事件 (新人物文庫 さ 1-1)

 

  こちらのほうは、今月になって集英社文庫から復刊されたことで、元の文庫を

見てみたいと思ったものです。