水無月祓い

 本日で六月もおしまいであります。これから暑くなるぞということで六月に行う
お祓いのことを水無月祓いとか夏越祓いというのだそうです。
こうした習慣は、当地にはないのでありますが、先日に関西の親戚から近所の八幡
さんであった夏越祓いにいってきたという連絡が入りました。これにあわせて食す
るのが水無月でありまして、当方はお祓いにはいかず、お菓子だけをいただきまし
たです。
 当地は、やっと最高気温が20度を超える日が二日ほど続いたところで、いまだに
半袖には縁のないこと生活です。この時期は庭へと見回りにでることが多いので、
バラのとげや虫に刺されないように、長袖のほうがなにかとよろしいのです。
 昨日まで蕾だったバラが翌日には開花していたり、むくげの葉っぱが虫に食べら
れて一晩で坊主になって、そのうえあちこちに青虫がついていたりと、注意が必要な
時期であります。ほんと油断ならないことで。

 本日の新聞読書欄には、現在読んでいる多和田葉子さんの「地球にちりばめられ
て」が取り上げられていました。これは早くに読んでしまわなくては。

地球にちりばめられて

地球にちりばめられて

 その下には、元衆議院議員である山本譲司さんの「刑務所しか居場所がない人た
ち」がありました。 野矢茂樹さんの書評には、「この人には悪意のかけらもない。行くべきは刑務所で
はなくて、しかるべき福祉施設だろう。でも、刑務所にはそういう人が大勢いる。」
とありました。
 最近に世間を騒がせる事件を起こした人たちにも、行くべきは刑務所ではない人が
いるように思えることです。