借りて読むか買って読むか

 本日の新聞の一面には金子兜太さんが亡くなったとの記事がのっていました。
そういえば、数日前には、時事通信が金子さんの死亡を伝える記事を配信したことが
話題となっていました。高齢でありますからして、亡くなっても不思議ではないので
すが、最近まで新聞で選句をしていましたので、最後まで現役で立派でありました。
 そういえば2月に亡くなった方といえば、2月18日は津島佑子さんの祥月命日であり
ました。代表的な作品をこれから読んでみようかなと思っているのですが、気になっ
ていながら、ほとんどまだできていません。
 いくつかの流れがあるのでしょうが、やはり津島さんの作品では息子さんとのこと
を描いたものが気になります。これまで買っはいいが読むことのできないものがあり、
借りて読んだものもありです。
 短編では「ジャッカ・ドフニ 夏の家」というのが印象に残っていて、それでこれ
と同名が冠せられた「ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語」も読まなくてはと思いま
した。昨年でしたか「ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語」を図書館より借りて、
手にしたのですが、その時は、読み通すことができず、早々に返却をしてしまいまし
た。
 これはちょっと残念であったなと思っておりましたら、本日の集英社文庫の広告に
この作品が文庫となったとありました。講談社文芸文庫のようなプレミアム文庫では
なく普通の集英社文庫でありますので、まだ手が出る価格ですが、上下二分冊ですか
ら、うーむ安い元版があれば、そちらのほうが安いのではないか思ってしまうことで
す。
 どうしようか、また図書館から借りて読むか、それともこの文庫本を買って読もう
かなです。