雪道をバスで行く

 本日は新年会に出席となるために、朝はバスを利用して出かけることになり

です。昨日夕方にかけて降った雪のせいで、道路はつるつるとなっていて、この

ためにバスはどっと遅れることになりです。バス到着時間のちょっと前にバス停

で待ち始めたのですが、バスの到着が15分遅れて、目的のバス停には30分

遅れての到着となりました。雪が降った次の日は道路が渋滞するというのが、

北国の常識であります。

 バスを利用しますと本を読むことができるのがうれしいことです。本を読むた

めにはバス利用することはいいのかもしれません。

 本日に持参して車中で開いていたのは、池内紀さんの次のものとなります。

地球の上に朝がくる―懐かしの演芸館

地球の上に朝がくる―懐かしの演芸館

 

  こちらは元版ですが、当方が読んだのはちくま文庫のほうです。文庫となった

のは1992年でした。池内さんは、このような本もだすのかというのが、この本を

手にした時の印象です。今回やや久しぶりでこれを再読することになりです。

この本を手にしたのは、池内さんが亡くなったせいですね。この一年は池内さん

の本を座右に置き続けることにするのです。

 本日は古川緑波について書かれた章を読んでおりました。ロッパは1961年に

亡くなったのですから、その姿を見ていても不思議でないのですが、晩年は病気

のためにほとんど活動をしていない印象がありです。エノケンは子どもの頃にTV

で見ていて、記憶に残っているのですが、ロッパはどのような芝居をした人かも

しるところがなしです。

 今回、この文庫に書かれたあとがきを見て、印象に強く残ったくだりは、次の

ところでした。

「多くの方々のお世話になった。とりわけ河出書房新社編集部の福島紀幸氏に

は感謝しなくてはならない。同世代の福島さんは、この本の生みの親であるばか

りでなく、いま一度の旅立ちをこころよく許していただいた。」

 この本の担当編集者は河出の福島さんでありましたか。福島さんは、次の本

の著者であります。

ぼくの伯父さん: 長谷川四郎物語

ぼくの伯父さん: 長谷川四郎物語