「ちくま」2月号届く

 すっかり来客にあわせた一日の過ごし方となり、外で遊んでいる時間は多いので
ありますが、日課の散歩歩数をかせぐことはできず、本を読むこともできずとなって
います。
 うーむ、これはどうしようと思っていたら、本日に「ちくま」2月号が届きました。
収録されている文章は読むことができないのでありますが、本の広告はやっとこさで
チェックできました。
 四方田犬彦さんが「1968年から五十年が経ってしまった。」という文章を書いてい
ます。1968年といえば、当方は田舎の高校三年生でありました。1968年といえば、全
国の大学では闘争がピークをむかえて、その翌年の大学入試では東京大学の試験が
中止となったのであります。
 当方が、どこの大学にもひっかからずに浪人生活へとはいったのは、そのこととは、
まったく関係がありませんです。
 小沢信男さんの言葉に「折り返すと江戸の人」(? ちょっと不正確な記憶)という
のがあります。小沢さんが生まれた1927年から、自分の年齢を差し引くと江戸時代に
なってしまうというものです。
 それにならいますと、1968年から未来に50年経過で現代にいたるわけですが、過去に
50年遡りますと、あらまロシアではちょっと前に革命が起きたところでありました。
 当方が高校の頃には、ロシア革命というのは、ずいぶんと昔のことのように思いまし
たが、いまの若い人たちにとりましては、1968というのも、すごい昔のことに思える
のでしょうか。

1968[1]文化 (筑摩選書)

1968[1]文化 (筑摩選書)

 この「1968」は全三冊だそうで、二冊目は「文学」、三冊目は「漫画」のアンソロ
ジーとなるそうです。どこかで見てみることにいたします。