本よみうり堂から

 各新聞の読書欄は、この時期に書評委員が選ぶ三冊という特集ページと

なるのですが、読売新聞の特集のタイトルは「2018年の三冊 年を越す前に

ぜひ読むべき本」となっていました。「年を越す前に」といわれると、ひいてしま

うことです。

 21名が各三冊ですから、60冊をこえるのですが、これが読んだものがほとん

どなくて、しかも手にしたものも読んだもの以外には一冊くらいしかないという

状況であります。これはいかんことでありますが、こらから年末年始ということも

あり、とりあえず望みは高くもって、これに掲載されているもので、図書館に入っ

ているものを借りてなかをのぞいてみることにしましょう。

 当方が気になったのは、次のものであります。

ニュルンベルク合流:「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源

ニュルンベルク合流:「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源

 

  この本は図書館にありましたので、きっと背表紙をみているはずですが、

まったく記憶に残らずで、スルーしていたようです。まったくアンテナの感度が

鈍いことであります。

 もう一冊はこれであります。

  野崎歓さんといえばフランス文学者ですが、その方と井伏鱒二さんという

取り合わせが意外感がありです。

 図書館関係者によりますと、とにかくちょっと難しい本などもいれるように

していますが、貸出の実績がなければ、次にその傾向の本は入れにくくなり

ますので、とにかく興味を感じたら借りてくださいとのことでありました。

 読む読まないもだが、読めないと決めずに借りてほしいということですか

ら、まずは借りることからはじめましょうか。