大阪は朝8時過ぎにけっこう強い雨が降りました。これのおかげで、本日に
予定されていた幼稚園の運動会は中止となりました。今年は幼稚園の行事が
雨にたたられることが多く、昨日の予報では、本日は雨の心配はないなと喜んで
いたのですが、好事魔多しであります。
そのあとは、ほぼ問題なしのお天気でしたが、グランドがぬかるんでいて、こ
れは中止はしょうがないなであります。
ということで、時間が空きましたので、本日の午前は四天王寺境内で開催の
秋の古本まつりに足を運ぶことができました。毎年、春と秋は関西に来ている
のでありますが、古本まつりの時期と微妙に違って、今回は数年ぶりのことと
なりです。
この写真だけ見ましたら、見事な秋晴れでありますが、地面は少しぐちゃぐちゃ
なのであります。
こんなにたくさんの本の中から、自分の探しているものを見つけようとしましたら、
相当に気合を入れなくてはいけません。テントの中にある本に対して、気を送り続け
ることになりますので、半分くらいのテントを見ましたら、クタクタになりました。
これだけの本でありますからして、これはと思うものもあったのですが、なんと
いっても本の購入には、厳しい制限がかかっていますので、よほどのものでなくて
は購入することはなしです。
その昔でありましたら、10冊以上は買ったことでありましょうが、本日はわずか
に3冊でありましたが、うち一冊は、先日の拙ブログでも話題にしたものに関連で
あります。
写真右は編集工房ノアから出た東秀三さんの「足立巻一」であります。数年前に
ノアにこの本の注文をしたのですが、品切れとの回答をいただいておりました。
ノアで版元品切れとなる本は、そんなにないのでありますが、そうした一冊です。
いつかどこかで入手できたらいいなと思っていましたら、一番良いタイミングと
場所で出会うことができました。こういうのが本探しの醍醐味であります。
これを購入した店(池崎さん)が、今回は小生の気分に一番フィットでありまし
て、欲しい本はここに集中でありました。
購入した左の本も、ここからでありますが庄野英二さんも「編集工房ノア」から
たくさん本を出している人となります。これを購入したのは、垂水書房から刊行と
なっているからです。
この本は、1965年5月刊行のもので、巻末には吉田健一著作集のリストが掲載さ
れていました。1期10冊は刊行され、2期10冊のうち5冊が刊行となっていると
ありました。この後の5冊は出ることなく終わったのでしょうか。チェックして
見たらわかることですが、垂水書房の本を購入したのは何十年ぶりかであります。
ということで、本日の2冊は、庄野英二さん、足立巻一さん、東秀三さんと三人
共に関西学院のOBでありました。
本日の宿の主人も関西学院OBでありまして、これも何かの縁でありましょう。