行列には並びたくなし

 ある程度年齢もいっていることもあり、あまりバタバタとしたくないことであり

ます。そんなことをいっておきながら、はてなダイアリーが来年で終わると

アナウンスを受けて、非公開でブログを開設したのが9月1日で、それから

ダイアリーからブログへのインポートを試みたのですが、十年をこえる年数で、記

事の数も4200とかあったらしく、延々と作業は続いておりました。混み合って

いたこともあるらしく、結局全部引っ越しするまでに、5日くらいもかかったよう

です。

 ダイアリーをブログに引っ越ししてから、このあとどうしたらいいのかなと思い

つきました。インポート後にダイアリーに記事を残したとしても、それのインポート

はできずで、両方に同じ記事を残していかなくてはいけないようで、それは大変だな

と思っていて、いろいろといじっているうちに、なんとダイアリーには戻ることが

できないようになっていました。なんとまあ軽率なことであることか。

 いまさらインポートを取り消すというのも面倒でありますので、えいやっとブログ

で公開することとしたものです。

 これからしばらくの北海道は、お店とガソリンスタンドに長蛇の列であります。

たぶん、ネットでは、あそこのお店にいったら、これが買うことができたとか、

あれがあったという情報にあふれているのでありましょう。本日の段階では、

店には商品がほとんどなく、とりわけ生鮮食料品(肉、乳製品、豆腐など)は

まったくありません。停電のために、作ることができなくて、冷凍してあったものは

売り物にならずということになりです。

生産が軌道にのって、店頭にならぶまでにはしばらく時間がかかりそうです。

数少ない商品を確保するために、開店前の行列に並ぶことだけは避けることにしま

す。

 本日に届いたメールには、どこにいってもパンが売られていなくて、ずいぶんと

店をまわったが、結局だめだったとあります。幸いにして、当方のところはパンは

自家製でありますからして、これの確保のために走り回る必要はありません。

 昨日までTVを見たいと思っても、停電のために見ることができなくて、それで

すこしは本を読むことができたのでありまして、本日もおとなしく本を読んでいれば

いいのにでありますが、残念ながらほとんど読めていないこと。

本日読んでいたのは、堀江敏幸さんの「オールドレンズの神のもとで」であります

が、表題作が奇妙な味わいで、よくわからないけど、これはいいなであります。

20ページもない小品ですから、読み返すのも大変ではありません。

 わかりやすいから遠いところにあって、どう逆立ちしても「感動した」という

言葉を発することはないでありましょう。プロの小説家は読み手に「感動した」と

いわせない作品を発表して、読み手をうならせてもらいたいもの。

 

オールドレンズの神のもとで

オールドレンズの神のもとで