今回借りた本は、出版に関係する人のものがほとんででありました。
当方は、こういうのが好きなのでありますね。ちなみに借りたのは、次のもの。
出版の境界に生きる 私の歩んだ戦後と出版の七〇年史 (出版人・知的所有権叢書)
- 作者: 宮田昇
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: 単行本
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しています。
今回の本は、1928年生まれ 宮田さんのこれまでの出版業界との関わりを語ったも
のになり、副題には「私の歩んだ戦後と出版の七十年史」とあります。
宮田さんは編集者としても勤務されたのですが、一番ながく働かれたのは翻訳権代理人
としてのもので、海外の著作の翻訳を出すにあたって、著者の権利をまもって、国内の
出版社と交渉されていました。
そういう仕事があることは承知しているものの、具体的にどのような業務であるのか
興味がありで、たぶん面白く読むことができるでありましょう。
もう一冊はがらっと雰囲気はかわるものの、やはり出版周辺ものです。
- 作者: 山高登
- 出版社/メーカー: 夏葉社
- 発売日: 2017/05/01
- メディア: 単行本
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夏葉社 島田代表が山高さんにインタビューしたものをまとめた本ですが、山高さんが
編集者時代にどのような本を手掛けていたかを知ることができました。
このなかに書影が掲げられているものでは、内田百けん「日没閉門」と瀧井孝作の「俳人
仲間」の二冊が、当方は購入しておりました。けっこう凝った装幀になっているのです
が、あれの編集担当が山高さんであったとは知りませんでした。
山高さんが語る百鬼園先生の最後の作品「日没閉門」についてのところがたいへんよろ
しであります。