一日早くに

 今月の十五夜スーパームーンなんだそうですが、これは明日のことになり。
明日の天気予報では、当地はお月さんを見ることはできそうもないので、一日早くに
のぼりかけた月を、建物の三階からぱちり。

 お月さんにちなんだ歌をいくつか動画サイトで見たり聞いたりしていましたが、
最初に頭に浮かんだのは、「満月の夕」で酒井俊さんがうたったものでした。しかし
これは1月の歌であるなと思って、次には、川畑文子さんが歌う「月光値千金」へと
移動しました。本日はこちらのほうがぴったりですね。

 こちらの曲に導かれるように吉田日出子さんが登場する「上海バンスキング」2010
年再演時におけるロビーでのお見送りシーンの動画を見てしまいました。
上海バンスキング」のヒロインを演じるにあたっては、吉田さんが川畑文子さんの
歌い方に学んだというのは良く知られている話です。
 当方は「オンシアター自由劇場」の芝居に関心があったものの、ほとんど縁がなく、
特に「上海バンスキング」を劇場で見ることができなかったのは、痛恨でありました。
それを見ることができた最後のチャンスは2010年でありましたが、3月のこの時期とい
うのは、仕事の繁忙期でありまして、とうてい休んで芝居見物にいくことはできずで
した。
 そういえば「上海バンスキング」は、日本での生活に詰まってしまったミュージ
シャンが、一旗揚げようと、日本よりも自由な上海にわたる話であります。
時代は今にも本格的な戦争がはじまろうとする、まさに爛熟の時。
 この時代にも、仕事を求めて上海に渡り、現地の会社に勤務している人たちがいるの
でしょうが、時代が難しくなってきたら、その人たちはどのように処するのでありま
しょう。