本日も関西シリーズ 2

 本日から京都国立博物館では「琳派 京を彩る」展開催であります。
1615年に本阿弥光悦が鷹峯の土地を拝領し、そこに光悦村を開いた
ことが琳派の始まりといわれています。
本阿弥光悦俵屋宗達尾形光琳尾形乾山酒井抱一、鈴木其一とつな
がっていく美の伝統であります。
本阿弥光悦徳川家康から土地を拝領したことでもわかるように、当時の最高
の権力者が庇護し、それが明治以降のブルジョワジーと海外の目利きたちの
収集によって、現代に残っています。
 そういえば、数年前に東京上野で「琳派」の大規模な展覧会を見たことが
ありますが、この規模の展覧会というのは、あの時以来でしょうか。
 本日は初日ということもありまして、9時半の開場の前にして長蛇の列が
できていました。

 列の最後尾につきましたが、このとき開場の20分ほど前となります。

 はるかに先頭は見えずであります。最初の方はどのくらいの時間にいらした
のでしょう。

 趣のある京都国立博物館の本館です。会場はこちらの建物ではありません。

 奥左手の新しい建物が会場となります。琳派展のボードがたっていました。

 写真はエントランスの風景です。これから先は撮影禁止となります。
 当方は、光悦の嵯峨本が見られなかったのが、ちょっと残念でした。
光悦の書状などに簡単な説明があるのですが、これを読み下した文章をそえて
あれば、もっとよかったのにとおもいました。
 あれも見たかったなと思うのは、ほかにもありますが、定期的に琳派展は
開催されそうですので、その時にまた見ることができるでしょう。
 会場を後にして、入場待ちの列をみましたら、30分待ちとありました。
明日以降にいらっしゃる皆さまは、すこし入場待ちがあるということを
覚悟で、会場に足を運ぶとよろしいでしょう。