不思議な光景

 明日は安全保障関連法案を特別委員会で採決する予定なのだそうです。
 新聞をみますとそうあります。審議時間が十分と思われる80時間を超えたことに
より、いつまでも議論をしていてもしょうがないので、そろそろ多数決をとりま
しょうとなったわけです。
 議論がかみ合ってもかみ合わなくても、国民の理解が深まっても深まらなくても、
大事なパートナーと夏までに結論をだすと約束したので、それを守るのが最優先
課題であります。
 不思議な国のありようになったものです。かっての自民党であればこういうこと
にはならなかったと、中選挙区時代の自民党のありようを思いおこして、ため息で
あります。
すくなくとも、一族オーナー企業でしかリーダーとなりえないような人物をトップ
に据えて、それを世間的にみれば、もすこしましと思える人物たちが支えるという
構図はこの国の退化といわれてもしょうがないのかもしれません。
 この構図は、東アジアの先進国に共通であるようです。

 作家の沢地久枝さんが、「アベ政治を許さない!!」という呼びかけを行っていて、
それをホームページで展開しています。
( https://sites.google.com/site/hisaesawachi/ )

 沢地さんのページからテキストをはりつけです。
「7月18日(土)午後1時きっかり
 同じポスターを全国一斉にかかげよう
アベ政治の非道に、主権者一人ひとりの抗議の意思をいっせいに示そう。
全国共通のスローガンを、同時に掲げる。言葉は
アベ政治を許さない”
文字は金子兜太さんが書いてくださいました。
A3の大きさで掲げて下さい

〜〜日本中に拡散をお願いします!〜〜
★2015年7月18日(土)午後1時★
このコピーを一人ひとりが道行く人に見えるようにかかげるのです。
一人で悩んでいる人、誰にも声をかけられない人はわが家の前で、
あるいは窓辺で。
どこででも、あらゆる形で。
東京は国会議事堂前、その他主要駅頭などで。
全国すべての駅、学校、街、村、会場の外など。
示すのは勇気のいる世の中かもしれません。
「許さない」勇気が試されます。
政治の暴走をとめるのは、私たちの義務であり、権利でもあります。  
澤地久枝