不思議な光景 2

 本日予定通りといいましょうか衆議院の特別委員会で「安全保障関連法案」が採決
されました。毎度おなじみの採決風景でありますが、このような採決風景はいつに
なったら見られなくなるのか、先進諸外国でもこのような採決風景は見られるのかと
思いつつ、その昔にも眼にした風景を思い返しておりました。
 本日は、めったにないこと、午後のTVでこの問題をとりあげた番組などを見ており
ました。これについての国民の理解が深まったかどうかでありますが、これまで数十年
にわたって、憲法に合憲か違憲かということをえんえんと行ってきて、それでもって
国の背骨を築いてきたという立場からは、解釈でどうにでもなるといわれれば、それは
どう考えてもおかしいとなります。
 その昔に超法規的措置ということで、国内刑務所に収監されていた人たちが釈放され
海外にでたことがありますが、これは超法規措置でありまして、この手法は今回の場合は
当然つかうことができません。
 それででたのが、集団的自衛権についての今回の理屈ですが、これは相当に無理が
あるというか、それでOKならば、これまではなんであったのかということです。
 最近になった、日本を代表する大企業での不正経理問題が公になりましたが、道理に
あわないことは、どこかで墓穴を掘ることとなります。