新潮文庫はえらい、小林信彦の「日本の喜劇人」「世界の喜劇人」を出し続けている
と昨日に記してから、心配になって検索をしてみましたら、アマゾンで高値がついてい
ましたので、これはすでに品切れとなっているのでありましょう。これが新潮文庫の
現実でありますか。(新潮社は「定本 日本の喜劇人」を刊行した時点で、文庫の増刷は
よしてしまった可能性がありですね。)
小林信彦さんのものは、小説よりもコラムが好きでありまして、文春文庫は週刊文春
に連載コラムをせっせと文庫化し、ちくま文庫はかってのコラムをだしていました。
新潮文庫は自伝的な小説などと「日本の喜劇人」などがそろいの黒い背表紙でまとまっ
ていました。(小生は、小説はあまり買いそろえてはおりません。)
小林さんの自伝的な小説では、次のものをあげておきましょう。
- 作者: 小林信彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1990/06
- メディア: 文庫
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ルではてなに登録したときには、小林さんの本のことは頭からとんでおりました。
ほんとうに忘れるが勝ちであります。とはいっても、この本は文春文庫です。
- 作者: 小林信彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1997/09
- メディア: 文庫
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思っている方のものが新潮文庫にありました。
- 作者: 篠田一士
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/04
- メディア: 文庫
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たのは朝日文庫(これはそのあと講談社文芸文庫に)ともう一冊講談社文芸にはいった
もので、あわせて三冊です。
それにしても、これはさびしいことでありまして、これは新潮文庫が悪いわけでは
ありませんが、89年に亡くなった篠田さんのものを2000年に文庫化したのは英断であっ
たのでしょう。