大阪不案内

 本日の午前は大阪で本屋を訪ねてみようと思いました。時間がきびしいので
できるだけ効率よくと思って動いたのでありますが、これがうまくいきません
でした。地盤沈下をいわれる大阪でありますが、最近は北や南で大型の商業施設
がつくられていて、こんなに店が増えて大丈夫かなと思うほどです。
 こうした大型商業施設には本屋などもはいるようですが、大型の本屋はただ
ただ広くて、本を見て歩くのがたいへんであります。こじんんまりとしていて、
自分の関心領域周辺の本だけおいてあるような本屋があればいいのであります
が、そんな虫のよい店があるわけないことです。
 本日は大阪の南にでて本屋をさがしましたが、代表的な書店を見いだすことが
できずで、これは空振りにおわりました。この本屋探しとあわせて、文房具を
おいているお店がないかと思いましたが、これもうまく見いだすことができずで
す。
 文房具屋で入手したいとおもったのは、来年の手帳リフィールですが、結局
ありそうなロフトと東急ハンズへといってみたのですが、このどちらのお店に
も、当方のお目当てとするものはありませんでした。そういえば、最近はスマホ
を使う方がふえるといわゆるシステム手帳は使われなくなったのではないかと
思えることです。スケジュールも簡単なメモの、どちらもスマホに入力すると
なると、手帳など持ち歩かれなくなりますね。それにしても、大阪の南では簡単
に手に入るだろうと思っていた手帳リフィールがおかれていなかったことに、
すこし驚きました。
 本屋は、結局地下街にあった小さなところで文庫本2冊を買いました。
一冊は、大阪にちなんだものでありますからして、これでいいのでしょう。

 このちくま文庫版には、漫画によるあとがきというのがありまして、その後の
お店を訪ねるという企画になっています。次回の大阪は、これをガイドに古本屋
さんを訪ねたいものです。
 そういえば、今から40年ほども前にとんでもなく道案内のへたな友人に大阪
古本屋をつれてまわってもらいました。かれは大阪手作り古本屋地図を、当方の
ために作ってくれたのですが、たぶん今は姿を消してしまった本屋がいくつも
のっていたでしょう。捨てることは絶対にしないでとっていたはずなのに、これ
は見つからないのです。