小沢信男著作 55

 小沢信男さんの著作紹介を続けます。本日のは次のものです。
  「あほうどりの唄」 編集 日本キャラバンの会 出版大和美術印刷出版
            昭和56年5月20日刊行   1000円       

 この「あほうどりの唄」は、詩集を取り上げた時に一度言及しています。
ウィキペディア小沢信男さんの著作リストからは落ちていますが、
木更津の庄司肇さんがやってらした「日本キャラバン文庫」の一冊となります。
(このシリーズには、長谷川四郎さんの「ところでいまは何時かね」という
ものもはいっています。)
 これに収録の詩については、以前、タイトルを掲載しておりますので、本日は
それ以外の収録作品について紹介することにいたします。

2 十歳の綴方、ほか
 僕の弟               「東京毎夕新聞」1936年12月20日
 いもんぶん             「思想の科学」1965年8月号      
 ぐんがくたい             未発表     
 雪とえれべえたあ          「赤とんぼ」 1947年5月号
 電信柱の唄              未発表
 机の唄                未発表

3 本と人 
 箱の話       花田清輝    「朝日ジャーナル」1975年3月14日号 
 寡黙の豊饒     長谷川四郎   「図書新聞」   1966年3月19日号
 時と地図      佐多稲子    「本の本」    1976年9月号
 針の穴とラクダの夢 関根弘     「朝日ジャーナル」1978年12月1日号
 自動車絶望工場   鎌田慧     「母の友」    1974年7月号
 明治東京名所図絵  山本駿次朗   「日本読書新聞」 1979年9月2日号
 
4 五十歳の綴方 
 夜の紙芝居             「角笛」     1950年11月号 
 紙袋について            「灯台」     1979年12月号
 アキレスの踝        「ゼロックストリム新聞」 1979年3月25日号
 微恙所感              「革新」     1979年6月号 
 備忘録より             「新評」     1980年6月号
 それが問題だ            「Reed」     1980年3月号
 ちちははの記            「思想の科学」  1979年6月号