大阪の朝日放送というと、かって庄野潤三とか阪田寛夫が勤務していた放送局で
あります。関西では老舗の放送局であるのですが、放送局が東京を軸にして再編
されてからは、どちらかというと格下のNET（もちろん、いまはテレビ朝日）の
関西キー局に成り下がってしまった感がありです。そのむかしには、関西発の
番組は文字通り、関西キー局から発信されていたのですが、いまは、関西キー局で
あっても東京での制作というのが普通のことになっています。関西の地盤沈下と
いえば、そのとおりでありましょうが、関西発のお笑いの吉本にしてからが、
主要な芸人はほとんど東京に活動の拠点を動かしているのでは、そちらによって
いかなくては番組がつくれないということになる。
いまは全国的にも有名になった「探偵！ナイトスクープ」のメイキング話が
ポプラ文庫にはいって、容易に読めるようになりました。この番組を立ち上げた
松本修プロデューサーによるものですが、この人のものでは「全国アホ・バカ」と
いうものが先に新潮文庫にはいっていました。
ところで、この番組を全国各地でみている人たちは、いつころからこの番組を
みているでしょうね。こうした番組をネットする地方局が増えて、全国にひろがって
いくさまを見るのは、国盗り物語のようなおもしろさがありますが、最初に東京に
ネットされたときには、土曜の夜の３時台が放送時間であったとか。これをＶＴＲに
とらずに見ていた人は、すごいことであります。
ちなみに小生の住んでいるところは、土曜日の夜中１２時半からの放送で、
内容は数週間遅れているとのことです。
