久しぶりにまとまった雨

 本日はほぼ終日雨となりです。今年になって、これだけまとまった雨となった

のは初めてで、すこし風もありましたので、肌寒い一日となりです。

 本日の午前は車の半年点検でありまして、これにあわせてタイヤ交換も行い

ますので、物置に保管しているタイヤを車に積み込むことになります。物置の

整理がよろしくないので、タイヤを運び出すのに往生することになるのですが、

このところのトレーニングの成果でありまして、そこそこ重いタイヤもエイヤッと

脇に抱えて、トランクに積み込むことにです。

 車の点検に要する時間は2時間弱でありまして、いつもでありましたら、散歩

を兼ねて、車屋さんから歩いて20分弱のところにあるブックオフまで行って、

時間を過ごしていたのですが、さすがに雨の中、傘をさして往復というのは気が

進まずで、店内の椅子に座って、持参の本を読むことになりです。

 とりあえず、朝の読書からの流れで、松家仁之さんの「天使も踏むを畏れると

ころ」上巻を読んでおりました。読みはじめてからけっこう時間がたっているので

すが、やっと上巻の半分くらいでしょうか。

 宮内庁の侍従とか当時の皇太子の教育顧問などが登場して、これらのモデル

となっている人のことを思い浮かべることにです。これは小説でありますので、

大筋においては、歴史を抑えているのでありましょうが、細部は想像の産物とな

りですね。

 次に引用するところは、実際の話なのでありましょう。

「御璽、国璽天皇の執務室とは別室で厳重に取り扱われ、押印の際には補佐

する侍従がもうひとり立ち会うことになっていた。純金製の御璽は重さが四キロ

グラムがあり、黒い革製の正方体の手提げ鞄に収納され、耐火性金庫に保管さ

れている。」

 御璽というのは、法律原本とか辞令などに押印されているのを目にするのです

が、あれが純金製で四キロというのは、これではじめて知ることにです。(ウィキに

は強度を保つために18金という説もあるようです。)

明治7年に作成され、以降この印のみで、スペアはないとのことです。

1年でどのくらい押印されるのかわかりませんが、150年近くも一つの印でとなり

ますと、摩耗していても不思議ではないことで、それだけにきれいに押印しようと

したら、担当の方は緊張するのでありましょう。

 その昔の小学校では、教育勅語の暗記というのが必須でありまして、子どもた

はえらい苦労をして覚えたのでありますが、「朕思ふに」で始まる勅語の最後に

は、「御名御璽」とありまして、当時の子どもたちは、勅語のおしまいの言葉は、

御名御璽と思っていたようです。

 もちろん、この勅語のおしまいには、天皇の名前と印があるということであるの

ですが、小学生がぎょめいぎょじと目にしても、何のことかわからなかったであり

ましょう。