昨年の回顧 6

 見たものの続きです。

 4 展覧会など 

  ・ 生誕120年 長谷川潾二郎展 東京 鈴木美術画廊 9月

 長谷川潾二郎に魅せられた愛好家 りんこさんが主催した展覧会。

 長谷川さんの作品がまとまって見られただけでも幸せであります。

 主催のりんこさんは、過去に「なんでも鑑定団」に潾二郎作品を持ち

こんだ方で、その作品を手始めに何作かを収集し、同じコレクターの方

にもお声をかけて、この展示につながりました。すべてりんこさんの自腹

ですから、ほんとめったにない話です。

 しかも展覧会で図録までつくられて配布していました。まだ残っている

かな。 

note.com

 この展示の前に、函館美術館で「長谷川兄弟展」がありまして、このときにも

 長谷川潾二郎作品が展示されていて、昨年はめったにない年になりました。

  そういえば、潾二郎作品を装丁に使っている本があるということも

 知りました。潾二郎でなければ、買わなかったと思われる一冊。

 

・ 東洋陶磁美術館 コレクション展 9月

  山下達郎さんの大阪フェスティバルホールでのコンサートを見物にいった

 のを機に、東洋陶磁美術館に足を運びました。しばらくリニューアル工事のた

 めにお休みでありましたが、世界的なコレクションを目にすることができま

 した。

  ちょうど浅川巧さんの本を読んでいたこともあって、朝鮮の工芸品に関心が

 高くなっていました。東洋陶磁美術館の安宅コレクションにも浅川さんが収集

 に関わったものがありました。

 ・ 日本民藝館 

  なかなか行く機会がなかった民藝館ですが、潾二郎展を見たあとに足を

 運ぶことにです。特別展は芹沢けいすけさんのものでして、多彩な仕事の

 なかで、限定本などを目にすることができました。あとは常設の民具などで

 すが、朝鮮ものもありまして、ここにも浅川さんの姿が見え隠れです。

  民藝館のミュージアムショップをのぞきましたら、浅川巧さんについて書か

 れた本がありまして、それをありがたく購入してきました。

 

  これまであげたもの以外にも、印象に残ったことやものはあるのですが、

 亡くなった人のことを書くときりがなしですし、悲しくもなりますので、これ

 は省略でありますね。

  これは忘れられないというのが、あとひとつありました。

 これまで毎年利用していた「青春18きっぷ」が、次回発売より大きく利用法

 が変わりまして、ファンからは改悪の声があがっています。かっての国鉄は、

 いまは利潤を追求する会社になっているので、ファンサービスなどやって

 られないということのようですが、それはないよなです。