見たものの続きです。
4 展覧会など
・ 生誕120年 長谷川潾二郎展 東京 鈴木美術画廊 9月
長谷川潾二郎に魅せられた愛好家 りんこさんが主催した展覧会。
長谷川さんの作品がまとまって見られただけでも幸せであります。
主催のりんこさんは、過去に「なんでも鑑定団」に潾二郎作品を持ち
こんだ方で、その作品を手始めに何作かを収集し、同じコレクターの方
にもお声をかけて、この展示につながりました。すべてりんこさんの自腹
ですから、ほんとめったにない話です。
しかも展覧会で図録までつくられて配布していました。まだ残っている
かな。
この展示の前に、函館美術館で「長谷川兄弟展」がありまして、このときにも
長谷川潾二郎作品が展示されていて、昨年はめったにない年になりました。
そういえば、潾二郎作品を装丁に使っている本があるということも
知りました。潾二郎でなければ、買わなかったと思われる一冊。
・ 東洋陶磁美術館 コレクション展 9月
山下達郎さんの大阪フェスティバルホールでのコンサートを見物にいった
のを機に、東洋陶磁美術館に足を運びました。しばらくリニューアル工事のた
めにお休みでありましたが、世界的なコレクションを目にすることができま
した。
ちょうど浅川巧さんの本を読んでいたこともあって、朝鮮の工芸品に関心が
高くなっていました。東洋陶磁美術館の安宅コレクションにも浅川さんが収集
に関わったものがありました。
・ 日本民藝館
なかなか行く機会がなかった民藝館ですが、潾二郎展を見たあとに足を
運ぶことにです。特別展は芹沢けいすけさんのものでして、多彩な仕事の
なかで、限定本などを目にすることができました。あとは常設の民具などで
すが、朝鮮ものもありまして、ここにも浅川さんの姿が見え隠れです。
民藝館のミュージアムショップをのぞきましたら、浅川巧さんについて書か
れた本がありまして、それをありがたく購入してきました。
これまであげたもの以外にも、印象に残ったことやものはあるのですが、
亡くなった人のことを書くときりがなしですし、悲しくもなりますので、これ
は省略でありますね。
これは忘れられないというのが、あとひとつありました。
これまで毎年利用していた「青春18きっぷ」が、次回発売より大きく利用法
が変わりまして、ファンからは改悪の声があがっています。かっての国鉄は、
いまは利潤を追求する会社になっているので、ファンサービスなどやって
られないということのようですが、それはないよなです。