隣の青い芝と人の不幸

そういえば、先日までは家族から虐待暴行されてなくなった幼児なことが、話題になっていました。亡くなった男児の名前に親しいものをかんじていることから、痛ましくおもいました。親子3代にわたる暴行と虐待で、これは愛情表現の一つなのでしょうか。

相撲の世界では、稽古をつけるときに、かわいがるといったりしますが、それと暴力またはいじめとの線引きは難しいところです。

亡くなった男児の家庭環境には、人々の羨望は向かいませんが、このたびの札幌で、容疑者となりました男児と同名の方の場合は、家庭の事情を知らないものにとっては青い芝生のお家のできごとで、あることないことの推測をもとにした報道?を目にしながら、食が進んでいる人も多いのでしょうね。

明日は我が身に振りかかって来るかもとはおもわないかな。

ということで、本日のプルーストは12巻を終えて、つぎにはいりました。当地も本日は最高気温が30度近くになり、冷房のない部屋では窓を開け、窓際の椅子に座っての読書でありました。

暑さのために、すこしペースがおちました。

本日で印象に残ったのは、訳者の解説にありましたソドムとゴモラの結合についてのくだりで、札幌の話もソドムとゴモラの結合の変種なのかなと思ったことです。

プルーストには殺人事件は出てこないように思うのですが、忘れているだけかな。