本日は冬支度

 例年この時期には庭じまいというか冬支度を行うことになりです。

 枯れてしまった宿根草を切ってしまい、すこし大きくなりすぎた株などを

スコップで削ってコンパクトにすることにです。花菖蒲とかフウチソウという

のは株を小さくするのが大変でありまして、スコップを手に格闘することに

なりました。

 そうした作業がおわりましたら、腐葉土と米ぬか、お馬の堆肥、くん炭を

混ぜた寒肥を施すことになりです。本日はまずはバラへの対応が中心であり

ましたが、地植えと鉢をあわせるとそこそこの数となることから、それなりに

腐葉土も使うことになりです。

 それが終われば、やっと風よけのためにビニールの肥料袋などで覆いをする

ことになりです。背丈以上になったものは、覆いはしないのですが、挿し木か

ら育てた小さなバラや、鉢植えのバラは一通り風よけをしました。

 来年の春になったら、どのようなことになるでしょうね。今年は寒さのため

か春に新芽がでずにだめになったものが、いくつかあったのですが、ちょっと

心配なものもありまして、それは室内で冬越しとなるのかな。

 作業を行っていた日中の気温は10度を超えておりまして、休憩もせずに6時

間近くも体を動かしておりましたら、どっと汗をかくこととなりました。

 くたびれて家に入ってからは横になって、近くにあった文庫本を手にして開い

ておりました。堀内誠一さんの「ここに住みたい」であります。中公文庫9月の

新刊ですが、イラストたっぷりで大人の絵本のような感じ。

 本日に読んでみたのは「ボージョレ・ヌーヴォー解禁の日」という文章です。

この文章の初出は1986年11月だそうです。

 今でこそ、近くのスーパーでもボージョレ・ヌーヴォーは売出しがあるのです

が、1986年頃はほとんど知られていなかったのではないかな。折からのバブル

景気で日本のワイン取引業者が、世界で一番早くにボージョレ・ヌーヴォー

飲むことができるを売りに、空輸したように思います。飛行機で日本についた

ワインが、当時話題になりましたからね。

 堀内さんが書くところによりますと1986年は11月20日(やはり木曜日)が解禁

日で、この日は国民的祝日とのことです。

 当方は下戸なのでボージョレに限らず、ワイン全般に縁がありません。ワイン

を使うのは料理のためか、りんごを煮るときくらいでありまして、いつも安価

なワインで済ませています。