遅れ時計の詩人

 編集工房ノアに注文してありました涸沢純平さんの「遅れ時計の詩人」が、本日に
届きました。ほとんどノアの本に挟み込みのはがきを9日土曜日に投函して、大阪の
ノアさんが発送して下さったのが11日、そして本日に到着ですからAmazonも真っ青の
素早さではないですか。アナログ侮るべからずです。

 早速ページをめくって、どのような文章が収録されているのか、どのような人たち
が取り上げられているのかをチェックであります。
ほとんどは、ノアから本がでているのでありますが、今では入手が難しい著者もいる
ようです。
 本日に目を通したところで、気になったのは人は、黒瀬勝巳さんという詩人。この
方は編集者をされていて、涸沢さんは次のように書いています。
「1979年4月には、かねてから黒瀬が六人の編集委員と共に編集を進めていた『叢書
児童文学 全五巻』が発刊され、これまでにない各方面からの執筆者による児童文学に
アプローチした叢書で話題を呼んだ。黒瀬勝巳の編集者生活の中で最も充実した仕事に
なった。」
 この黒瀬さんという方は世界思想社に在籍し、「叢書児童文学」の直接担当であった
のですね。鶴見俊輔今江祥智上野瞭などが編集委員に名前を連ねた意欲的なもので、
当方は、これを購入しておりましたです。

 この本は、時間をかけてゆっくりと読まなくてはいけないですね。
 編集工房ノアの刊行本としては珍しいことに、発行者は小西敬子さんとなっています。 
もちろん涸沢さんの奥様でありますね。奥様のためにも、この本は売れてほしいことで
あります。