本日は図書館へ

 その昔は、本日が「敬老の日」でありました。当方が生まれてからずっと9月15日
は「祝日」でありましたと書きましょうと思い、検索をかけましたら、本日が「敬老
の日」として祝日になったのは、1966(昭和41)年とありました。
 そういえば、9月15日が「敬老の日」として祝日となった年のこと、「敬老の日
のニュース番組を見て違和感を感じたというような作文を高校の現代国語の時間に
提出して、色のついた教師に取り上げられたことを思い出しました。別に教師の
受けを狙ったわけではないのですが、当方が高校1年か2年のことです。
 さて、本日は予定通り朝一番で図書館へといって本の仕入れです。
 原武史さんの「潮目の予兆」を借りることができました。それを早速手にして、
読んでいます。

潮目の予兆――日記2013・4-2015・3

潮目の予兆――日記2013・4-2015・3

 ちょうど二年前のいまころの日記(2013年9月28日)にある記述。
NHK朝の連続ドラマ『あまちゃん』がついに最終回を迎える。これほど熱心に見た
テレビドラマも珍しい。・・・
 JR東日本の列車やBRT(バス高速輸送システム)はついにでてこなかった。久慈市
盛り上がりもドラマの後に生中継されていたが、同じ三陸沿岸でも、JRの沿線に当た
り、鉄道が復旧していない山田町や陸前高田市などの住民はどう見ているのだろう。
 見事なドラマであった。鉄道は単なる輸送手段ではなく、車内そのものが公共圏で
あり、その公共圏が復活するからこそ沿線住民は列車に向かって手を振るのだという
考え方が、最後まで貫徹していた。」
 鉄学者 原武史さんによる「あまちゃん」論のさわりが、日記にかかれているので
すが、なんとか開通にむけて作業を行った第三セクター鉄道と、赤字路線の廃止を
もくろんでか不通箇所の開通にむけて工事を行わないJRであります。
 いつから鉄道は収益をあげる事業となったのかでありまして、こうなると地方に
おける鉄道は、ほとんど廃線とならざるを得ません。
当方の住む地域の海岸線をはしる鉄道路線は、高波の影響等で線路下がえぐられて
しまい今年の1月から部分運休が続き、現在は全体の8割がバスの代行運行となって
います。JR北海道は運行確保のための工事費が膨大で会社だけでは負担できないの
で、沿線自治体の応分の負担があれば、工事にはいるといっていますが、沿線自治
体に負担の能力がないことは折り込みでありましょう。こうして、線路は失われて
いくという話であります。