私の暮らしかた

 昨日の朝日新聞読書欄の下にあった「新潮社」の広告に、大貫妙子さんの本がでて
いました。それが「私の暮らしかた」です。

私の暮らしかた

私の暮らしかた

 この広告には、次の文がついていました。
「葉山の家、札幌の家。父と母。庭の猫。友人たち。背筋のぴんと伸びた生き方。
デビュー40周年。待望のエッセイ集。」
 大貫妙子さんは、もちろん自作自演の歌い手さんであります。デビュー40周年と
ありますが、デビューは山下達郎さんと一緒のグループ「シュガー・ベイブ」でした。
当方は、大貫さんの生のステージを見たことはありませんが、CDなどで聞く限りでは
透明感のある歌声が印象的であることです。この十一月がお誕生月で、めでたく還暦の
ようです。
「波」11月号には、作家 保坂和志さんが大貫さんのエッセイ集について書いています。
「2009年の十一月、私と妻は水道橋であった大貫さんのコンサートに行った。二曲目か
三曲目だった、『黒のクレール』が始まると私は八月に死んだ猫のペチャを激しく思い
だして涙が止まらなくなった。・・・『幾度夏がめぐり来てもあなたは帰らない』と
いう歌詞以前に、『黒のクレール』はイントロの最初の音から別れに心が震える世界
だった。」

 大貫妙子さんの一曲といえば「黒のクレール」でしょうか。これは「クリシェ」と
いうアルバムに収録されていました。
クリシェ

クリシェ

 この広告をみて一番驚いたのは、「札幌の家」とあることでした。大貫さんは、
札幌にも家があるのかです。