本日の朝刊は読書欄を掲載していますので、それにあわせたように出版社の広告が
充実であります。
目についたのは、次の二冊についてのものです。違ったページにあるのですが、
どちらも著者の写真が大きく掲げられていました。
まずは、昨日の話題に引き続きで丸谷才一さんの「最後の新刊」です。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > エッセイ > エッセイ
- ショップ: bookfan 2号店 楽天市場店
- 価格: 1,728円
仲がよろしくないか。
新聞広告で、推薦のことばを寄せているのは、池澤夏樹さんと松家仁之さんのお二人で
あります。どちらも丸谷さんと近しい方であります。
松家さんは遅れてきた新人作家ですが、新潮社の編集者をなさっていた方で、今月に
横浜である丸谷全集刊行記念講演会では、湯川豊さんと対談することになっています。
丸谷さんの「文学のレッスン」新潮文庫版のあとがきには次のようにあります。
- 作者: 丸谷才一,湯川豊
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/09/28
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (7件) を見る
次には『考える人』編集部の松家仁之さんと須貝利恵子さんに御礼申上げる。
松家編集長は新奇にしてかつ正統的な企画を立て、対談の席に常に居合わせてわたした
ち二人の発言を適切におもしろがり(文学がわかる!)、
インタヴユイーとインタヴユアーを励ましてくれた。」
このあとがきの日付は2010年3月となっています。これからまもなく松家さんは新潮
社を退職し、フリーとなって小説家デビューを果たすことになります。