最近は、本当に映画に若い人たちがはいってきて活気があることです。
業界的にはそんなに景気がいいのではないのかもしれませんが(先日に
シネカノンが会社更生法申請とありました。)、地味で、低予算の映画が
数多くでることです。
名前も知らない監督がいきなり話題作を制作したりしますので、楽しみな
ことです。当方は、若い小説家の作品はほとんど手にすることがないのです
が、映画作品については、若い人のものでも抵抗がありません。
2月5日金曜日の朝日夕刊(九州では朝日新聞夕刊が廃された県がある
そうです。)に大きく「余貴美子」さんがとりあげられていました。これは
翌日からはじまる「食堂かたつむり」の宣伝のような記事ですが、余貴美子
さんのファンにはたまらないものです。
最近の話題作のいくつにもでていて、助演女優賞を受賞していますが、
この時期一番旬の女優さんではないでしょうか。
( 夜にやっているアメトークという番組では、たまに「熟女大好き芸人」
という特集をやるのですが、たとえば熟女芸人好きに選ばせると余貴美子さん
は、今なら一番人気になるのではないでしょうか。)
当方は、自由劇場で「上海バンスキング」のリリー役でファンになりました。
吉田日出子がヒロインで、余さん演じるリリーは、ばくまつという役名の
トランペッターに恋する中国の少女という役でした。ばくまつ役は、若き日の
笹野高史です。ちなみに自由劇場で、余貴美子さんのあとにリリー役をつと
めたのは、今江冬子(今江祥智さんの娘)さんでありました。)
自由劇場を辞めたあと、当時のロッポニカでつくった「噛む女」にでてい
ましたです。(この作品は、深夜に放送された時、VTRに録画していまでも
残っています。もちろん劇場でもみました。88年だから東京にいたときで
しょうか。新宿にあったロッポニカかな。)
ということで、余貴美子さんのファン歴は長いのですが、このように売れる
ことになるとは思っても見ませんでした。最近の出演作をあげても、「おくり
びと」と「ディア・ドクター」でありますからね。
(男性でいいますと、最近の香川照之のような感じでありますか。)
今回の作品は、そのような賞ねらいの作品ではなく、ファンタジーの
ような商品です。見所は、柴咲コウと余貴美子の親子のからみでしょうか。
柴咲コウは、ショックから言葉がでなくなるという役で、作品のほとんどの
シーンでせりふがないという難しい役柄です。余さんは、その母親ですが、
スナックのママで、シングルマザーです。もちろん、熟女の色気が充満です。
「食堂かたつむり」という店をはじめるのは、娘役の柴咲ですが、本当の柴咲が
料理好きということもあって、調理しているシーンがまったく違和感がありません。
熟女好きにはたまらないことに、これには「江波杏子」さんがでてきます。
最初にちらっと見たときには、だれかと思ったのですが、その後これはひょっと
してとわかるようになっています。江波さんも美しい。
富永さんという若い女性監督で、原作は小川糸さんと、これも若い作家さんです。
本日立ち寄った本やには、この文庫が山とつまれていました。芝咲コウの人気に
あやかろうというものです。
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さい。どちらか50歳をこえたカップルは、夫婦50割引でお一人さま千円となり
ます。十分に楽しめます。
関心の有る方は、以下がこの映画の公式ホームページであります。
http://katatsumuri-movie.jp/