本日は足踏みで

 本日から二月となりました。土曜日でありますので朝早くに新聞読書欄を

チェックでありますが、これがまあなじみのない本ばかりがならんでいること

でして、紙面でそれなりのスペースをとっている6冊はすべてが翻訳もので、

しかも普通の本屋さんには並ばないものばかり。それはそれで貴重な選書

ではありますが、もうすこし学者さんとかではなくて普通の人向けの読書

紙面にはならないものかな。

 まあ、この紙面作りが、この新聞のスタンスであるのかもしれませんね。

 本日の読書欄で、楽しく読むことができたのは斎藤美奈子さんの「旅する

文学」で、今回は大阪編となります。大阪は作品が多いので、一回では足り

ないのではないかと思うのですが、斎藤さんの書き出しは次のようになり

です。

「大阪発の文学の特徴①は、やはり大阪弁が放つ会話のパワーである。

②は、あかんたれ(意気地のないダメなやつ)が主役ないしは重要な

人物として登場することだ。」

 となると、この2つの条件にかなう小説がとりあげられるのですね。

一つはすぐに思いうかぶことで、織田作之助でありまして、斎藤さんも織田

の「夫婦善哉」をまずあげています。(いくつかの文庫に収録されていますが、

表紙がいいので新潮文庫にリンクすることに)

 さて、これに続くのはどんな作品があるのだろうと思うのですが、大阪出身

作家の名前はでてくるのですが、その作品を知らずでありまして、斎藤さんが

あげている作品が参考になることです。

 次にあがっているのは、富岡多恵子さんの「冥途の家族」となります。

 斎藤さんはここで、大阪文学の特徴③を追加するのですが、それは大きな

事件は起こらない、狭いエリアでの人生模様をちまちま描くというものです。

 そんなことからあがるのは、田辺聖子さん、西加奈子さん、柴崎由香さん、

そして三国三千子さんという作家さんの作品。大阪は女性作家の宝庫でも

ありますね。この作家さんのどの作品をあげているかは紙面で確認されたし

です。

 男性の作家のものはないのかいなと思ったら、最後の町田康さんのもの

が取り上げられていました。

 以上のうち、「夫婦善哉」以外は、全部未読でありまして、大阪文学通への

道は遠いことです。

 本日はこれまでのところ、トレーニングに買い物、野暮用でまるで本を読めて

なしです。このあとすこしでも読むことにいたしましょう。