Made in Japan話題

 小さな子どもたちが遊びにきているので、いまから30数年前に購入したトミカ
ミニカーをだしてきました。車の底には「Made in Japan」の文字があります。
最近のトミカミニカーは、すでに海外製となっていまして、最近のミニカーは30数
年後の子どもたちに喜ばれるものになるでしょうか。
日本製は品質がよろしいからといって爆買いにくる近隣国からの旅行者と較べて、
国内の人々は安かろうというほうに行きすぎではないでしょうかね。
 ごくごく最近に経験した「Made in Japan」の関連話題を二つ。
 いまから25年ほど前に購入した座卓であります。そろそろ床に座る生活が大変に
なってきたということで、この座卓の脚をとりかえて、椅子で使うことができるよ
うにならないかと思いたちました。町の建具屋さんに相談をするまえに、メーカーに
確認してみようと、家具屋さん経由で問い合わせをお願いしました。けっこうこだ
わりのメーカーさん(最近は学習机が皇族に使われていると評判のところ)でありま
すので、どのような返答があるかなと思いましたら、あっさりとそれはやっていない
とのことで、これは残念に終わりました。基本的なところでは、今にも続いている定
番商品ですし、もの自体は頑丈なものですから、なんとかならんのかなという気分に
なりました。
 もうひとつは、今から20数年前にいただいた「ダックスフンド万年カレンダー
であります。この万年カレンダーは、数字などが印字されたサイコロが四つからなる
のですが、1年ほど前、遊びにきていた小さな子どもがいじっているうちにサイコロの
一つを紛失してしまい、それ以来、万年カレンダーは用を足さなくなっていました。

 いつかでてくるだろうと思っていましたが、広くもない家のどこにも見あたらずで、
さてどうしようと思って「万年カレンダー」でネット検索をかけてみましたら、ななん
とこの「ダックスフンド万年カレンダー」は、現在も普通に販売されていました。
これのメーカーがわかりましたので、図々しくも電話をいれて、事情を話をいたしま
したら、あっさりとカレンダーとなるサイコロのみをわけて貰えることとなりました。
 この商品がロングセラーとなっているのは、このようなアフターサービスの良さに
もあるように思いました。
 こういうところは、声を大にして応援をしたいものです。ちなみにこの会社は、
東京の「株式会社 ヒキフネ金属工芸」というところで、商品のホームページは
以下のアドレスでした。 http://www.goods.co.jp/products/detail871.html
 二十数年前に購入した座卓(十万円弱)は、このままだと廃棄の憂き目にあい、
三千数百円の万年カレンダーは、紛失したカレンダーのみを販売してもらい、さらに
何十年か使うことが可能となりです。
 どちらが、商売として正しいのかと思うのですが、万年カレンダー販売のほうは、
いまどき珍しいくらいに良心的です。