芸術新潮 2月号

 本日の仕事帰りに、本屋に立ち寄って赤い表紙の「芸術新潮」2月号を購入しました。

芸術新潮 2015年 02月号 [雑誌]

芸術新潮 2015年 02月号 [雑誌]

 小さなスーパーのなかにある本屋で、ここにあるかなと思って立ち寄り、雑誌の棚
を見ていたのですが、ここらにあるだろうと思うところになくて、あらまどうしたか
と、ほかにいこうかと平台を見ましたら、ここに真っ赤な表紙のものが三冊積まれて
いました。いつもより売れるということで、多くはいってきたものでしょうか。
 さらっとながめて見ましたが、昨日に話題にした44年前に「京都書院」での展示に
言及している人はなさそうであります。当方にとっては思い入れが深いだけに、どこ
かにあればうれしかったのですが、これは残念。
 赤瀬川さんおさわがせ時代に手がけた「現代詩手帖」の表紙デザインの画像が話題
にならないのもさびしいことです。前にも記したことがあるかもしれませんが、この
時代の「現代詩手帖」の表紙には、赤瀬川さんがほとんど模様にしか見えないような
小さな文字で、ある言葉を埋め込んでいました。京都書院の展示では、その文字が
はっきりと認識できるように、表紙のところに拡大鏡がおかれていたように思います。
それを通してみると、あれれ、こんな文字があるのかです。
 数年前に帷子さんという詩人が再び話題となったときに、図書館で帷子さんの詩が
掲載された「現代詩手帖」を手にしましたが、ちょうど赤瀬川さんが表紙を担当して
いたのは、その時代でありました。
 この特集にあるアンケート「私が好きな赤瀬川原平の仕事」に答えてみましょうか
な。
1 出会いについて 
  ご本人とはお会いしたことがなく、著作を通じて親しくなりました。
 「朝日ジャーナル」で連載のものが最初でしょうか。
  オブジェを見たのは、京都書院での展示がはじめてでした。
2 好きな作品、影響を受けた作品は?
 やはり「桜画報」でしょう。「桜画報」は、いくつかの版で持っていましたが、
 今は文庫本では確認できるのですが、ほかはどの版が手元に残っているのでしょう。
3 その理由
 雑誌をのっとるという発想でありました。「朝日ジャーナル」は、桜画報の包装紙
 といわれたわけでして、朝日の偉いさんが激怒したのも当然ですが、これぞ駄々
 イズムでしょう。
4 特におすすめの著書
  やっぱり「桜画報」、つぎには「トマソン
5 あなたにとっての赤瀬川原平をひと言で表すと?
  大まじめにお騒がせをする人
6 特別な思いでなどあれば教えてください。
  一度ご本人の顔を見てみたかったことです。