角館という町

 本日にTVを見ていましたら、NHK「新日本風土記」で角館をとりあげていました。
角館というと武家屋敷群で有名でありますが、当方は今から十五年ほど前に仕事で
この町を訪ねたことがありました。数日間、この町に滞在して研修会に参加したので
ありますが、その研修会では武家屋敷群を見て回るなんていうプログラムも組まれて
いて、そのときに見た風景を、本日の番組で確認することができました。
 角館藩は秋田の佐竹北家というのがお殿様で、現在の当主は秋田県知事なのだそうで
す。角館藩は小藩ではありますが、あなどるべからずです。
 角館の研修会のあとに懇親会がありまして、その時に町長がいらしていて、桜満開の
河畔で花見をしながら酒を飲んでいて、町おこし事業になるのであるから、こんなに
楽しいことはないと語っていましたが、次の時は桜の季節にいらっしゃいといわれて
そのままになっています。
 この角館の町歩きの時に、「角館町平福記念美術館」に立ち寄りました。
 http://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/hirafuku/keii.html
 平福百穂さんは、角館出身の日本画家でありまして、お父さんも画家で、その二人を
記念した美術館でありました。どのような展示内容であったのかは記憶に残っていない
のですが、平福百穂さんに関心をもっている父(アララギの関係で)に、絵はがきか
なにかをお土産として購入しました。
( 北杜夫さんの書いたものに、自分は大学では理学部かにいって動物を研究したい
と思って父親に話をしたら、親子二代画家の平福百穂も息子は医者になった、
歌人 土屋文明の息子も医者になろうとしている、従っておまえもというように説得
されたとあったように思います。) 
 当方が平福百穂さんの実際の作品を目にしたのは、ほとんどこの時だけであります。