女優の木村佳乃さんは、好感度はとてもよろしいのに育ちがよすぎるのか作品に
恵まれないという印象を持っております。そんなにたくさんの作品(番組)をみて
いるわけじゃないのですが、小生が見たなかでは「ニコニコ日記」が抜群によろしくて、
そのほかはどのようなものがあったのでしょうか。昨年かに、テレサテンを演じた物は
入魂の演技といわれていましたが、そういうのは見ていないのでした。
本日に見物にいった映画「全然大丈夫」という作品は、作品の舞台が古本やであると
いうこともあって、ずいぶんとゆるーい作品であるという評判を聞いて、このなかで
木村佳乃さんは、どのような存在感と演技をみせるかと思いながら、スクリーンに
むかっていました。
出演者は荒川良々、岡田義徳、田中直樹、蟹江敬三、白石加代子など一癖もふた癖も
ある面々でありますので、木村佳乃さんも、このなかで存在感を示さなくてはいけ
ません。結果からいうとすこしは新しい役づくりに成功したかなと思うのですが、
木村さんは、あんまりへんてこりんなCMにはでてほしくないことです。
映画館からの帰りにブックオフによってきたのですが、ここで購入した小林信彦さんの
本をみましたら、小林信彦さんも、木村佳乃さんが気になっているのがわかりました。
- 作者: 小林信彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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「木村佳乃の舞台 『恋人たちの予感』」という文章があります。
「 木村佳乃といえば、一般の人はまず、数々のCMを思い浮かべるだろう。(CMが
多い女優)の中にはいる。
もうすこし知っている人は、1996年にNHKのドラマでデビューしたとか、
2000年に映画に主演したとか、宮本亜門演出の舞台にでたとかいったことを
覚えているだろう。
で、ぼくはといえば、彼女のラジオ番組まできいたりしていたのだが、特色を
発揮したものがないように思っていた。どんな役もそつなくコナすが、(これが
木村佳乃だ!)というものがない。
もっとも、CMを見ていて(JAL関係だったと思うが)、オチでスットンキョウな
表情をするのがあり、この人はコメディエンヌではないかなと思った。
そういえば、彼女のラジオ番組で、某有名音楽プロデューサーがにたような発言を
していた。」
今回の作品も、これが木村佳乃さんだと思わせる物ではありませんが、すこしは
コメディエンヌらしくなっていたでしょうか。