「本棚探偵の回想」3

 「本棚探偵の回想」のページめくりながら、このブログのねた探しをしています。
 次のように書いてあるには、驚くしかありません。
「 僕は本が読みたいワケじゃない。読みたいだけならば一生困らないだけの本を
持っている。違うのだ。買いたいのだ。ただひたすらに本が買いたいのだ。
 古本をすっかり買わなくなってしまった。新刊書を買うペースはここ十年変わらない
のだが、古本に関しては気分は『祭りのあと』なのである。低空飛行も低空飛行。完全に
墜落寸前なのである。・・・何か買うものがないか?新刊本でも古本でもいい。
『ミステリで』『適度に揃えるべき数があって』『適価で」『一カ所に揃っていなくて』
『あちこち探して回る楽しみがあって』「いままで手を出していない』本は。
 なんと厳しい条件だろう。いや、縛りはまだあった。ある意味一番大切な条件だ。
『ぼくが決して読まない本であること。』」

 よみたいのに読めない本をためこむことはストレスをふやすだけで、気分転換の
買い物にはなりえないというのが、結論ですが、このように自信をもっていうため
に、必要なことはなんでありましょう。純粋に蒐集だけが目的であるとは、なかなか
居直っていうことはできないのです。
読むことを考えずに買うとしたときに、当方の場合の本の買い方はかわるでありましょうか。
やはり、置き場所の問題が大きいので、まったく読むつもりのない本は買うことはできない
ことであります。