生活のリズム

 今週から生活のリズムが変わっておりまして、いまだそれに慣れておりません。
このリズムに慣れるためには、あと何週間かかかりそうであります。
楽なほうに流れるのであれば、すぐに慣れるのでありますが、ちょっとでも厳しい
ほうへと移るのには、坂道をのぼるがごとしです。
 当地は桜が満開でありまして、お天気はぱっとしないのですが、桜の花を見物する
人を見かけることです。この気温でありましたら、花の下でジンギスカンをしながら
ビールを飲むということにはなりません。

 そういえば、中断していた辻邦生さんの「西行花伝」を、また読みはじめたのであ
りますが、西行といえば桜の歌が多かったのだよなと思って検索であります。
西行の歌集「『山家集』春の章は全173首のうち103首が桜の和歌」とありました。
西行の時代には、もちろんソメイヨシノはありませんので、西行が目にした桜は、
ヤマザクラであろうとのこと。当方が目にするのはエゾヤマザクラですから、そんな
に違いはなしでしょうか。
 近所の小高い丘を見上げますと、すこし緑が濃くなってきた木々の間にエゾヤマザク
ラがまじって咲いています。白く大きな花をつけているのはこぶしで、本当に北国の
春でありますね。