月がかわって

 月がかわって出版各社からのPR誌が一通り手元に届きました。ぱらぱらとページを
めくったところで一番目を惹いたのは、先日に話題にした新潮「波」の鳥海修さんの
講演でありますが、これに関係して「波」の編集室だよりには、次のようにありです。
「書体設計士・鳥海修さんの講演を採録しました。明朝体の歴史を繙くことから始ま
る、本好きには興味津々の読物。編集者でありながら、書体についてあまりに無知
だったことを反省しました。知れば知るほど面白い世界です。・・
 書体に引っ張られるように、装幀についてもより深く知りたくなって、<本をジャ
ケ買いさせる男>小社装幀部部長・黒田貴による「(誰もがそう思っているから、
自分で言っちゃう)『新潮社の名装幀』のできるまで」というトーク・イベントを開
催することにしました。夜郎自大なタイトルはご海容下さい。こちらは六月七日、場
所はやはり神楽坂 La Kaguです。」
 新潮社は、神楽坂ブック倶楽部というのを作って、そこと連動するようにイベント
をはじめているようです。単なるカルチュア講座とも違う催しのようでありまして、
これは、なかなか面白そうであります。
 とはいっても、この講演に足を運ぼうとしますと、地方在住者にはハンディがあり
ますね。まあ地方には地方ならではの楽しみがありますからね。