日本エッセイスト・クラブというのがありまして、そこでは毎年賞を発表しているの
ですが、本日の新聞で今年の受賞作が発表になっていました。これまでの受賞作をみま
したら、当方が手にしたものもあるのですが、これまであまりエッセイスト・クラブ賞
を意識したことがありませんでした。
ちなみに今年に受賞したのは、次の二作とのことです。
- 作者: 原田國男
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/02/22
- メディア: 新書
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- 作者: 鳥海修
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2016/07/09
- メディア: 単行本
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ブログでも話題にしておりました。当方が読んだものが賞を受けるのは、ほんと珍しい
ことです。
鳥海さんは、文字のデザイナーでありまして、書体設計士と自らを称しています。
デザインでももっぱら文字でありますので、これは本当に渋い仕事でありますが、最近
はずいぶんと文字デザインへの関心が高まっているようです。
当方は、文字デザインへの感度は高くないのでありますが、いつも見慣れている雑誌
の文字デザインがかわったりすると、このデザインは文字の肉が薄くて読みにくいなと
思ったりします。
先日にTV番組(たしか「マツコの知られざる世界」)を見ていましたら、文字デザ
イン好きの方が出演して、その方は約三千(?)の書体を見分けることができるとか
いって、街を歩いていて、看板などで見慣れない文字デザインを見つけましたら、すぐ
に写真にとって、同好のSNSにアップして情報交換するといっていました。そういう
人たちもいるのですね。
今月届いた新潮社「波」6月号には、「書体で世界はがらりと変わる」というタイトル
で鳥海さんが「神楽坂ブック倶楽部」で行った講演が掲載されています。この企画は、
これまでの「波」にも見られなかったもので、新機軸の一回目。
この鳥海さんの「書体で世界はがらりと変わる」、6月14日に二回目が予定されてい
るようで、これは面白そうでありますね。