迎えも楽し

 本日は憲法記念日でありますが、こちらは例年になく晴天の一日となりました。
そういえば、当方が学生時代の京都府知事は、憲法を暮らしのなかに生かそうという
のがスローガンであったよなと思いました。戦争前の憲法と違って、今の憲法は市民
を守るものであるのだから、権利を行使しようということであったのかな。
 本日のニュースでは、この国のリーダーは2020年までに憲法を改正したいといって
いるそうです。こんなリーダーたちに盲従していっても、ろくなことにはなりそうに
ありません。どう考えても明治憲法にノスタルジーを感じているようでありますから
して。
 本日の憲法記念日が、2020年には文化の日と名前がかわって、11月3日が明治の日
とならぬようにしなくてはいけないことです。
 来客があるので、お迎えのために空港までいきました。大型連休中の空港は大混雑
でありまして、あまり足が向かないのでありますが、本日に関しては、空港内の書店
で新刊文庫を購入することが、もう一つの目的となりました。
 新潮文庫で刊行が続いていた「村上柴田翻訳堂」が、とうとう完結しました。
村上春樹さんの新訳による「卵を産めない郭公」を、本日入手です。

卵を産めない郭公 (新潮文庫)

卵を産めない郭公 (新潮文庫)

 この本の帯には、村上さんの言葉として「20歳の頃に出会って、ずっと気になって
いた小説だった」というのが掲げられています。
当方は、映画の原作本として、この小説の文庫本を手にしたことがあるのですが、
それっきりになっていて、今回の「村上柴田翻訳堂」のラインナップに加わったこと
で、気になる作品となりました。
 映画では当時新人であったライザ・ミネリが演じた女子学生 プーキー・アダムズ
が、作中ではどのように描かれているのかに関心がありです。