本日は再挑戦

 昨日の書店行脚はまるで収穫なしで、これはまたどうしたことか、すこし引きが弱く
なっているかと、弱気になることですが、このくらいでくじけてはならずと、本日も
再挑戦でありました。
 昨日に訪れたブックオフフランチャイズ店であるようですが、市内にもう一店ある
のは、どうやら直営店のようでありまして、同じ看板をあげていましても、最初の値段
をつけてから値付け変更の考え方が違うようであります。
 本日は、これまで眼にしなかったものが棚にならんでいたり、これまで値段が下がっ
たら買いましょうかと思っていたものが安くなっていたりで、予定していた予算では
ちょっと足りないなと思うほど、食指が動くことでありました。これは次回の訪問も
楽しみでありますね。
 本日にいきましたら、これまでどうしてこれが売れていないだろうと思っていた
上林暁全集」端本一冊とか、洲之内徹さんの「セザンヌの塗り残し」などが、姿を消
していましたので、これらは正月のセールでめでたく売れたのでありましょう。
 本日に買った本はたいしたものではなかったのですが、先に希望ができたのがうれし
いことで。
本日の購入は、次のものでした。

池澤夏樹の世界文学リミックス

池澤夏樹の世界文学リミックス

河出書房版「世界文学全集」全30巻のためのガイドブックとなるものですが、もともと
が「夕刊フジ」に連載したコラムだそうですので、そのせいもあってとても読みやすい
ものです。それにしても、この「世界文学全集」が営業的に成功したから、いまの日本
文学全集につながっているのでして、出版不況がいわれるなか、画期的でありますね。
それにしても、日本全国の図書館が、そろってこういう出版物を購入してくれれば、
企画もとおりやすくなるでしょうが、何年後かに見向きもされなくなるベストセラー
とか実用書の購入を控えればできることのようにも思いますがね。
 あとは以前から眼をつけていた文庫本を108円で。
スペイン読本 (福武文庫)

スペイン読本 (福武文庫)

 最近は福武文庫をみることも少なくなってきました。福武文庫のパルプマガジン風の
雰囲気が好きであります。先日の「日曜美術館」でスペインにわたって活動をしていた
画家「戸嶋靖昌」のことを特集していましたが、スペインに魅せられた日本人のことを
思って、逢坂剛さんが編集した本を購入です。
街道をゆく (13) (朝日文芸文庫 (し1-14))

街道をゆく (13) (朝日文芸文庫 (し1-14))

 昨年に「神聖喜劇」を読んでいて、対馬の地名を眼にしていました。その集落のつな
がりとか、つないでいる街道に興味がありです。もちろんその道を朝鮮からの使節
歩いたのでありましょう。