本日から関西シリーズであります。
午後の便を利用して大阪にはいりました。これからすこしの間、関西をうろうろと
しております。
今回もちょうど四天王寺の古本まつりの時期でありまして、これの会場に足を運ぶ
ことができそうです。本日は秋晴れのお天気でしたが、しばらくはお天気が続くこと
を期待しています。
本日の旅のともは、次の本でありました。
- 作者: 大塚信一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 新書
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でありまして、とうてい当方が手にするようなものではありません。宇沢さんの名前を
親しく感じるのは、岩波新書に「自動車の社会的費用」などの著作を残されたことに
よります。
- 作者: 宇沢弘文
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1974/06/20
- メディア: 新書
- 購入: 11人 クリック: 145回
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- 作者: 宇沢弘文
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/11/20
- メディア: 新書
- 購入: 6人 クリック: 57回
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ときに担当したものであったとのことです。大塚さんは、山口昌男さんと結びつきが
きわめて強いということは承知していましたが、そのほかにも多くの学者さんの担当
をしていたことをしりました。(今さらでありまして、「理想の出版を求めて」を
読んでいるのですから、忘れているのであります。)
- 作者: 大塚信一
- 出版社/メーカー: トランスビュー
- 発売日: 2006/11/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
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いわれていましたが、途中からは道を外れて、現実社会とかかわることに傾注しまし
た。それによって、経済学者 宇沢は、ノーベル賞への道を自ら閉ざしたのかもしれ
ません。
そうまでして取り組んだのが「『成田』問題」であります。まさに火中の栗を拾う
という行動でありまして、今となっては宇沢弘文さんの面目躍如であります。
大塚さんは、宇沢さんが「経済学とは何か」のあとがきに書いている、次の言葉を
紹介しています。
「経済学者が、その生きたときどきの時代的状況をどのように受けとめ、経済学の理
論の形に昇華させていったか。」
宇沢さんの行動は、この言葉の実践であり、その姿勢に大塚さんは感動したとの
ことであります。