本日はブックオフへ

 先日の国会での法案成立をみていましたら、すっかり気分が落ち込んでくることで
す。たしかに折り込み済みであったとはいうものの、厳しい結果におわりました。
 早くも違憲訴訟の準備がはじまったようでありますが、なあに最高裁の判事なんて
いれかえれば違憲と判断される心配はないといわれそうです。あっちもこっちもどう
なんてんのでありまして、三権分立というのは風前の灯であるか。今回の参考人
与党から推薦になった学者さんで、違憲ではないと意見をのべた人は、最高裁判事
狙っているのかもしれないですね。NHKのトップがああでありますので、冗談で
すめばよろしですが。
 ということで最近のNHKできらりと光る番組は、日曜の朝のすきまのような時間
に放送されている「ヨーコさんの言葉」でありますね。
( http://www4.nhk.or.jp/yokowords/  )
 本当におくればせもいいところですが、この番組を見るようになってからはじめて
佐野洋子さんの文章を読むようになりました。
たくさん本がでていて、子どもがいる家庭では「100万回生きたねこ」は常備のはず
ですが、どういうわけかわが家には縁がありませんでした。

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

 佐野洋子さんは人気ある作家さんですから、ブックオフへといきましたら、すぐに
何冊かの本を手にすることができました。
さらに本日は、次のものを入手です。
[rakuten:neowing-r:10535846:detail]
 佐野洋子さんは父親が満鉄に勤めていて、北京で生まれたと、なにかで見たことが
あったのですが、この特集では関川夏央さんが「大陸育ちの文学者」というタイトル
で寄稿しています。
 この文章とか、谷川俊太郎さんと広瀬弦さんの、佐野さんと鶴見俊輔さん、森毅
んとの対談などがあって、きわめてお買い得の一冊でありました。(ほんと、いまさ
らであります。)