西江雅之さんを悼む 3

 「西江雅之さんを悼む」ために、ひさしぶり西江さんの本をひっぱりだしてきて、
手にしています。西江さんのことを検索をかけてみたら、あの本には、このような
エピソードがでているというふうにあって、この本は買っているはずと思って、
手帖を見てみましたら、たしかに購入はしているものの、どこにあるのかわからない
ということばかりであります。
( こちらのページが興味深いです。http://d.hatena.ne.jp/camin/20050711 )

 当方は、西江さんの著作を通してしか西江さんを知らずでありますからして、
書かれたことを、そのまま文字通り受けいれることになります。
「小学生で犬や猫を食べていたことも、ぼくは二階からおりてくるのに階段なんか
使ったことない。いつも窓からヒラヒラと跳びおりていた。その上、顔も良くない
ので、近所の人は『あれは猿か人か』などといわず、『あれは猿か、やはり猿だ。』
などといっていたんではないでしょか。」
 子どもの頃、自らを人であるよりも人以外の動物に擬していた西江さんでありま
す。21世紀の日本は、西江さんにとって生きるのがたいへんであったのではないか
と思ったりします。